諏訪会館の特徴②:神社の格式
莵橋神社は「おすわさん」の愛称で古来より加賀の国の人々に親しまれています。
◇莵橋神社の創建は慶雲元年(七〇二年)とも、それ以前とも伝えられ、1300年以上の長い歴史があります。

◇平安時代(八二三年)に加賀國ができた時、国府が置かれたのが能美郡莵橋郷でした。莵橋神社はもともと莵橋郷の鎮守の神さまです。莵橋郷の神様から加賀國を守る神様へと発展していきました。

◇延喜式神名帳(九二七年、その当時有名だった全国の神社が掲載されている書物)に、莵橋神社がのっています。(延喜式にのっている神社は延喜式内社と呼ばれ、歴史があり格式が高い神社と称されています)

◇江戸時代には前田家より崇敬が厚く、一時は小松城内に鎮座し、小松城と金沢城の守護神、つまり加賀の国の守護の社として崇められていました。

◇俳聖・松尾芭蕉は元禄二年(一六八九年)に、かの有名な『奥の細道』の道中で、当社を参詣しています。

◇春の例大祭・お旅まつりが昔から盛大に行われ、北陸三大祭のひとつに数えられています。

◇お旅まつりで奉納される曳山子供歌舞伎は、全国三大曳山子供歌舞伎のひとつに数えられています。平安建都1200年祭に、北陸代表で出場しています。

◇加賀地方ではもっとも参拝者が多く、春の例大祭のほか、秋の例大祭・西瓜(水火)祭、初詣、七五三参り、毎月の一日参りなど、たいへん多くの参詣者で賑わっています。
 
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